バリアクリスタルとは

バリアクリスタルとは

独自開発の専用セラミックに水道水を通すことにより機能水に変換し、その機能水を高圧洗浄機で施工対象物を洗浄、コーティングする画期的な洗浄コーティングシステムです。変換された活性水(または機能水という)は、弱アルカリイオン水の働きで洗浄効果を発揮し、専用セラミックから溶出したホウ酸シリカが対象物極表面に 100%無機質のガラス被膜を形成させます。この被膜は親水性で汚れにくく易洗性に優れ、対象となる素材そのものを長持ちさせ、美観を保ちます

自然界の働きを活用したメカニズム

バリアクリスタルは、自然界にある約10種類の鉱物を加工した特殊セラミックの性質特徴を活用し、水を電気分解し、外壁等の表面の凸凹に電気メッキの原理で被膜を作る仕組みを利用しています。従来のケミカル系コーティングは、フッ素等のコート剤を含んだバインダーといわれる接着の役割をするシリコーン樹脂(有機溶剤)がほとんどで、耐候性に弱く酸化劣化して長期の耐久性に劣ります。バリアクリスタルは、そうしたバインダーは一切ありません。100%無機質のガラス成分(ホウ酸シリカ)を、対象物分子に電着させ空気中の炭酸ガス(CO2)と結合し SiO2(二酸化ケイ素)の結晶化します。このガラス分子の結晶化された集合体は、被膜となって対象物分子を被い長期間ガードします。

洗浄効果とコーティングメカニズム

洗浄効果とコーティングメカニズム図

NM セラミックとは

洗浄装置に内蔵される水改質材であって、セラミック担体の表面にトルマリン粉末や、硼砂、珪酸ソーダー粉末、その他複合物質成分等を混合したものを付着させ、焼成したものです。担体は、ゼオライト、バクハン石を粉砕混合したもので、核となっています。また、水改質材として、マグネシアを主成分とする副水改質材も混合材として使用しています。以上の NMセラミックは、活性水で洗浄力を向上すると共に含有ホウ酸シリカを自動車等の塗装表面に付着させる機能水として、洗浄・コーティング効果を発揮させます。

NM セラミック

NM セラミックのイオン洗浄作用

数万のプラス極とマイナス極をもつ NM セラミックは、水に対してマイナス極から放電された電子が水分子 H+(水素イオン)と OH−(水酸イオン)に分解し、さらに分解された H+(水素イオン)は電極に引きつられ水素ガスとなり放出されます。OH−(水素イオン)は他の水分子と結合し H3O2−(ヒドロキシルイオン)となり、これがマイナスイオンであり、また、界面活性様物質とし、この条件を持つ事になります。この様に NM セラミックは水の中で連続的にマイナスイオンを発生させることになります。この作用そのものが H2O(水)の結合体(クラスター)を小さくすることになり、汚れに対して浸透力が高まりマイナスイオン(ヒドロキシルイオン)の界面活性効果が働き、油分や汚れ等の付着物を、浮かして取り去ります。また、水質改善により藻の発生も抑制することになります。NM セラミックと接触した水は表面張力が落ち界面活性様作用の働きができマイナスイオン効果と還元作用により赤錆(Fe2O3)に対して不動体である黒錆(Fe2O4)に変化させてしまうことが実証されています。

NM セラミックの皮膜形成作用

機能水にて洗浄された対象物表面(車等の塗装表面)に、トルマリンの発生する電荷による電着作用で、機能水に含有されている帯電ホウ酸シリカが、対象物表面凹凸の凹部分に入り込むようにして電着・着床し薄い皮膜を形成する。結晶化を起こす母体は固溶体の水ガラス(通称名)で、空気中の炭酸ガスにふれると、水ガラスに含まれているナトリウム、シリカ成分が結晶化するものです。これを通称結晶化ガラスの皮膜を形成するといっております。X線光電子分光分析装置及び、原子間力顕微鏡(AMF)による観察では、形成物(結晶化物質)はおよそ 30〜40 ナノメートルと推定されます。この集合体は、無機質で透明な硬い結晶体で形成されています

ナノレベルの結晶体

バリアクリスタル処理され結晶体となった膜厚は、肉眼では見れないナノレベルのものです。その撮影にはかなりの時間とリスクを伴いましたが、下記の様に表面観察の撮影に成功しました。

@処理前のシリコンウエハー上 A処理後の映像(活性水+外壁用処理)

試験日時:平成 12 年 4 月 24 日
試験項目:表面上の数ナノメートルレベルの分析
試験機器:原子間力顕微鏡(AMF)使用
試験方法:大気中における表面観察 高さモード
検査施設:石川県工業試験場 機械電子部
試験担当者:米沢保人
画像@ 処理前のシリコンウエハー表面映像
画像A バリアクリスタル処理後の映像(機能水+外壁用処理)
参考:画像上のスケールは 1 目盛り 200 ナノメートル、表面上の形成物はおよそ 30〜40 ナノメートルと推定されます。

ナノメートルとは

ナノとは、長さの単位であって1m の1000分の1が、1mm。1mm の1000分の1が、1ミクロン。1ミクロンの1000分の1が「1ナノ( nm) 」である。つまり、百万分の1mm が「1ナノ( nm) 」なのです。バリアクリスタルは、1〜20nm の厚みで塗装 をコーティングするもので例えれば塗装の厚み約 100 ミクロンを 333m の東京タワーとすると、そのてっぺんに、たった 1mm の厚みで膜膜 を作 るという感じです

結晶化メカニズム

リアクリスタル バリアクリスタル溶液生成
バリアクリスタル 洗浄機能と被膜形成